Googleはゼロ年代から
電話番号問い合わせサービスを無料化する代わりに
問い合わせの際の音声を録音し
その十数年のデータの上で機械学習をすることにより
音声認識精度を向上させた

また写真管理サービスを提供していたPicasaを買収し
膨大な写真データを収集することで
人や物を識別し分類する精度を向上してきた

日本では想像がつかないようなサービスを
世界に向けて無料で提供することにより
巨大なデータを集積するという手法は
ベンチャーへの巨額投資の道筋がついているアメリカならではだ

政府の権限が極めて強い中国では
アメリカとは全く別の手法でビッグデータを集めることに成功している


中国では国家公務員や教員に採用されるためには
標準的な中国語を話せることが必要条件であり
そのための試験がある

年間100万人以上が受験するとも言われる
標準中国語のスピーキングテストの音声データを集めることを
中国政府は決定した
そのビッグデータを元に標準的な中国語を話せるか否かを判定するための
音声認識器を開発したのがiFLYTEKである。


このビッグデータを背景にiFLYTEKは音声認識精度を年々上げ
音声認識の世界的ベンチマークで1位を獲得

今や中国のスマートフォンの7割に
iFLYTEKの音声認識技術が搭載され
大学入試の英語スピーキングテストの採点にも乗り出している

中国はなんと人海戦術を使って
悪いデータをピッキングして取り除くなどの
前処理をすることによって一段と精度を上げた
人工知能の一級の国際会議に
最も論文を通しているのはアメリカではなく中国である

人工知能分野における
国家の投下資金と政治強制力におけるデータ収集力
これにおいては中国の右に出るものはない